ムスメ1が病気で入院した4月。
これまで大きな病気をしたことのなかったムスメ1、初めての病気、初めての入院でかなりへこんでいたので、
「退院したらなんでも好きなことしていいよ!」
と励ましたところ、
「お泊まり温泉に行きたい。」
だそうで…(シブい6歳ですな)。
6月2週目の連休に、約束どおり一泊二日で温泉に行って来ました!
行き先は、大雪山旭岳の中腹にある旭岳温泉です。
深川から旭岳温泉までは、車で約1時間半。
まっすぐ宿に入ると早すぎるので、あちこり寄り道しながらののんびりドライブ旅行です。
最初に立ち寄ったのは、旭川の「
キッコーニホン」というおしょうゆ屋さん。
歴史を感じる木造の立派な建物で、いかにも「しょうゆ蔵」(という言い方が正しいかどうかわかりませんが)という感じです。
ここのおしょうゆを以前購入したところ、とてもおいしかったので、またまた立ち寄ってみました。
おしょうゆとオリジナルドレッシングを購入して、温泉のある東川方面へ…。
東川町のピッツァ亭というお店でピザを食べて(食べるのに必死でピザの写真撮るの忘れました)、道中見つけた
大雪遊水公園でひと遊び。遊水公園というだけあって、広々とした公園の中に小川や池がたくさんあって、芝生がとてもきれいな公園です。
サッカーを楽しむ風の人々←実はムスメ2なんて、まだよちよちしている^^;

公園内にたくさんあった木。葉っぱの形がハートっぽくてかわいい!と撮影してみました。ネットで調べてみたところ、たぶん「カツラ」の木だと思うのですが自信なし。

しばしボール遊びで体を動かしてから、旭岳方面へむかいます。
ところでこの旅行の少し前に北海道ではかなり気温が下がった日が何日かあり、「十勝岳では雪が降りました」というニュースが流れていたのは知っていたのですが、まあさすが北国の山やなあ…ぐらいにしか思っていませんでした。
それでですね、今回の旅行の楽しみのひとつに、「ロープウェイで旭岳の中腹までのぼり、高山植物の花を見ること」というものがありました。高山植物を楽しむ!とかいってるけど、私は植物に対する知識が薄く、花の名前など驚くほど知らないのですが、”かつてアイヌの人々は大雪山を「カムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)」と呼び敬い…(
旭岳ロープウェイのホームページより一文拝借)”との表現があるほどの美しい自然を満喫したい!という気持ちでむかいました。
でもねー、山の天気は難しいというか、この日は曇りがちでずいぶん近づいても旭岳の上のほうは雲がかかってみえない状態でした。車でどんどん上っていくと、原生林特有の空気が濃密になっていくのを感じられます。
私は子どものころから山の空気が好きで、大人になってからは機会を作っては山の空気をもとめて近隣の山へ散策(登山ではありません)に出かけていました。
紀伊半島などの深い山に入ると、どんどん山の空気が濃くなって深呼吸するだけでリフレッシュできる!とよく感じていました。北海道へ移住を決めたひとつの理由にも、「空気の香りが、自分の好きな香りだから」というのがあるぐらい。
そんなわけでこのたびの旭岳散策もとても楽しみにしていました。
旭岳温泉近くにあるロープウェイ乗り場に到着!
こちらは「エゾノリュウキンカ」という花です(前述のロープウェイさんのホームページに載ってた)。

奥のほうに雪がありますな(-▽-)
これぐらいは私も知っている、みずばしょう。
ロープウェイ麓駅の裏に大群生地があって、ちょうど見ごろでした。

ロープウェイで姿見駅まで上ります!
上ったらこんなんだったね!!(標高1600メートル、姿見駅)
↓

気温3度、積雪60センチ、とか書いてあります(6月です)。
「長靴がないと歩けないですが、長靴のレンタルはありますよー」
と登山口のスタッフの方が教えてくれました。

ロープウェイの駅まわりは、普通の運動靴でも散策できるコースがあるので、そこを散歩する予定だったのですが…。
なんせ雪、そんで霧。
小さなお子様を装備していることもあり、とても軽々しく踏み出せるような生易しい場所ではない(靴の問題ではない)。
山はこんな感じ!ということで行った証拠的に撮影した案内看板。

実はこのとき、遭難した方がいると通報があったとかで、現場(という言葉がぴったり)は救援に向かう警察と自衛隊の方で混雑しており、自衛隊の救援ヘリコプターがぶるんぶるんと飛んでいてものものしい雰囲気でもありました。その後特にニュースになっていなかったので、その方は無事発見されたと思いたい…。当然、お子様連れの軽装なファミリーがお散歩気分で出歩くことなど言語道断!な空気。現地の天候状況からしても言語道断。
ワタシ的にはメインイベントだった旭岳散策、約15分で終了ー。
あ、ロープウェイで下るときに、途中の沢で水を飲んでいるシカが見えました!←ワタシだけ見えた…ムスメたち残念(涙)
予定より1時間も早く宿に入ってしまい、いきなり温泉に入る。
小さい宿だったこともあり、まだ誰もお客さんがチェックインしておらず、お風呂を独占してゆっくり温泉を堪能できました!
温泉が大好きなムスメ1、普段はできない朝風呂も堪能して大満足^^
翌朝に宿の前から撮影した旭岳。前日よりはお天気がややマシなような。

山を降りている途中で、だんだん雲が切れて頂上が見えた瞬間。

温泉から下ったところに、旭岳の湧水を汲むことができる
旭岳源水公園に立ち寄り、おいしい水を汲んでいきます。

東川町は上水道にこの湧き水が使用されていて、おうちの水道からこの水が出るそうです。素晴らしいですね~^^
この日は、美瑛の「
青い池」に行ってみることにしました。
美瑛町に入ると、いわゆる「北海道らしい」丘陵地形になります。

こちらが青い池。
「ほんとに青いねー」と何回口にしたことか(笑)とても神秘的な風景でした。
池そのものはそれほど大きくなくて、まわりに遊歩道がついています。歩くと15分ぐらい…でも写真を撮ったり眺めたりするので、30分ぐらい滞在していたかな。

休憩に立ち寄った「
ぜるぶの丘」で撮影。このときはまだ花の数も少ないですが、7月には一面にラベンダーなどの花があふれて「ほっかいどう!」という感じの風景になり、とってもきれいです^^

二日目のメインイベントはお子さまメニュー、旭山動物園です。
はっきりいってお子様は山も高山植物も池もどうでもよく、早く動物園に行ってくれと車の後部座席から殺気を感じるぐらいでした^^;
旭山動物園はさすがにもう何回も行っている(7月に保育園の親子遠足でまた行く予定)ので、大人はそれほど新鮮味があるわけではないのですが、やっぱり子どもたちは大喜びです。
特に2歳になったばかりのムスメ2は、色々なことがわかるようになってきたころでもあり、動物園は行くたびにたくさん刺激を受けられる様子。生キリン、生シロクマ、生ライオン、生トラ…と「知ってる生き物がいっぱいやー!」という状態で、おもしろがったり怖がったりと、その反応がおもしろかったです(笑)
旭山動物園の「子ども牧場」にいたアヒルさん。周りは子どもの歓声で騒々しいのですが、まったくものともせずに爆睡中…。

自宅に帰って、旭岳のふもとでくんできた湧水でコーヒーを淹れて、ついでにお米もそのお水で炊いて、小旅行のしめくくりとなりました。
楽しい一泊二日旅行でした^^
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